歴史的建造物等伝統技術活用促進事業
目的
職人大学校修了者による歴史的建造物等の修理・修復等に係る補助事業の補助率等を加算することで、伝統技術に裏打ちされた質の高い修理・修復、資産の価値向上と長寿命化の実現、伝統構法採用による施工費増高分の所有者等負担軽減を図ります。
補助対象事業
金沢職人大学校修了者が従事する歴史的建造物等の修理・修復等にかかる下記の補助事業
(ただし、令和6年能登半島地震による被害への対応を目的として行われる工事等は除きます)
- 伝統的建造物群保存地区保存整備事業費補助(※1)
- 伝統的寺社建造物修復事業費補助
- こまちなみ保存修景事業費補助(※2)
- 金澤町家再生活用事業費補助
※1 病虫害の防除の工事、防災上必要な設備の整備に要する経費、環境整備事業は除く
※2 防災施設整備事業、こまちなみ保存団体育成事業を除く
補助率・限度額等
【加算補助率】 既存補助率に5%加算
【加算限度額】 既存限度額に50万円加算
- 加算限度額は既存限度額の1割を超えないものとする。
- 1件の補助事業につき、補助対象事業毎に算出した加算補助額の合計が50万円を超えない範囲内で補助を行うものとする。
- 補助金額は万円単位(千円単位以下切捨て)
工事現場等における金沢職人大学校修了者の従事確認について
【申 請 時】 下記の1又は2
【実績報告時】下記の3及び4
- 従事予定者の金沢職人大学校を修了したことを証するもの(本科又は修復専攻科修了証書の写し等)
- 従事予定者の「金沢匠の技能士」認定証又は「歴史的建造物修復士」認定証の写し
- 従事報告書(金沢職人大学校修了者が工事現場に従事している写真を添付)
- 金沢職人アーカイブ(※3)の補助対象物件の修理実績掲載頁の写し(金沢職人アーカイブへの登録及び修理実績への掲載[要写真掲載]が必要)
※3 金沢職人アーカイブ
歴史的建造物などの修理・修復に必要な技術を持った、金沢職人大学校の伝統技術に関する3年間の課程を修了した職人(「金沢匠の技能士」、「歴史的建造物修復士」)の情報をウェブで公開。職人や建築士の名前、PR写真、修理実績などの情報を検索・閲覧できます。